
セラピストになりたいと思ったのは、高校生の時でした。
まずは2年間だけでも学んでみようと、短大に進学。 その後縁あって、一時幼児教育の世界に飛び込みました。
その間、セラピスト目指してさまざまな勉強会に出席しました。
しかし、セラピストというのは、想像以上に難しい仕事です。
本当に自分はやっていけるのだろうかという疑問と、どうしてもやりたいという気持ちのはざ間で、自問自答しながら20年の月日が流れました。
その間、転職・結婚・出産を機に、何度かあきらめようとしたのですが、どうしてもあきらめきれない気持ちがありました。
今から10年前、ある方にハコミセラピーをベースとしたセッションを受けた時、「こんなにすばらしいセッションがあったのか!」と感動し、今までにはない手ごたえを感じました。
そして私は、まさにたまねぎの皮を剥くように、セッションを受ければ受けるほど、どんどん変わりはじめました。
ハコミセラピーを中心に様々な独学をする中で、まず私にとって大切なことは、無意識にアプローチすることでした。
どうしたらいいかという解決方法を、頭でいくら解っても、感じ方や行動は、思うように変えることはできません。
なぜなら、感じ方・考え方・感覚・行動などを引き起こすその根源は、無意識の中にある概念や信じ込み・感覚だからです。
例えば、しゃがんで地面に絵を描いている女の子を見た時、「遊んでいる」とか「楽しそう」と感じる人、「泣いている」「寂しそう」「辛そう」と感じる人・「叱られたのだろう」「つまらなそう」など、同じ状況を見ても、とっさにどう物事を捉えるかは人によって本当に様々で、人は自分の捉え方の中で生きているとさえ言えるでしょう。
つまり、事実とあっているどうかは関係なく(感覚・認識という)自分の目を通してしか、ものを見ることはできないのです。
このような自分独自の感覚や認識のパターンは、さまざまな感情も引き起こし、性格や行動パターンなどに繋がります。
人・世の中・社会・自分の人生や性格をどう感じるかということまで、その認識は実に多様です。
この感じ方や認識のパターン仕方の根源は、無意識の中にある概念や信じ込み・感覚が影響しています。
その無意識の中の根源に直接アプローチできれば、性格や行動パターンも変わることができます。
例えば、幼い頃怒られてばかりだった人が、無意識の中に「人は怖い」という感覚を持っていて、神経質に相手の顔色を気にしていても、今は周囲に怒る人がいない生活の中で、基本的に「人はやさしい」という感覚・概念を取り戻せば、安心して人と接することができるようになるでしょう。
それは無意識にある概念や信じ込みに、直接アプローチできる方法なら可能なのです。
私はこの10年、ハコミセラピーを中心とした様々な学びの中で、無意識へのアプローチを勉強させていただきました。
こうした体験を通しての学びは、私にとって単なる一時的な癒しではなく、確実でパワフルなこころの体質改善となりました。
それはサポートする側になった今、相手のプロセスを感じ取るための宝物になりました。
振り返ってみると、根源からの変容は、自己肯定感よりもずっと柔軟で大切な、自己信頼感という大きな根となって、私を支えてくれるようになりました。
昨年、NPO法人の理事長として、またオーガニカルセラピーのワーカー(クライエント)・アコンパニスト(セラピスト)養成者として、新たな活動をはじめました。
私のいただいてきたたくさんのギフトを、今度は私がアコンパニスト・セラピストとして、みなさんに広げていく時がきたと思っています。
人の成長に終わりはありません。 私の成長もこれからです。
同じ時代(とき)を、ともに歩む喜びを感じながら、読んでくださったあなたと、こうしてお逢いできたことを感謝して・・・